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こういうような話をすると、なかなか難しいかもしれませんが、みなさんは経験的に、「うちは何とか家系だ」とか、「何とか体質だ」というふうなことを聞かれたことがあると思います。すなわち、我々の病気というのは遺伝的な違いと環境の違いの複合的なもの、つまり遺伝的な要因と環境要因が重なって病気というものが発生します。今まで、これを科学的に解明するということはなかなか難しかったわけですが、ゲノムの研究が進み、その過程でいろいろな技術が開発されて、我々は個々人の遺伝子の違いを病気の背景に結びつけるということが可能になってきました。2000年からミレニアムプロジェクトという形で非常に大掛かりに我が国でも遺伝子研究が始まっています。この「オーダーメイド医療実現化プロジェクト」はその発展型として非常に大掛かりな形で患者さんに協力していただいて、病気の根本的な原因をつきとめるとともに、いろいろな薬に関係する作用、副作用を明らかにしようとするものであります。ずっと、難しい話をしてまいりましたが、もっと別な角度から薬の副作用というものを考えて見ますと、われわれは日常、こういうことを体験していると思います。 |