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シンポジストプロフィール(2003年6月現在、敬称略) |
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赫 彰郎 日本医科大学 理事長
1958年日本医科大学医学部卒業。1981年日本医科大学教授、1997年学校法人日本医科大学常務理事、1998年日本医科大学名誉教授、2001年学校法人日本医科大学理事長に就任。学外では、1992年日本頭痛学会会長、1994年日本老年精神医学会会長、1995年日本脳卒中学会会長、日本脳循環代謝学会会長、1997年日本神経治療学会会長を歴任。その他、日本脳卒中学会、日本老年精神医学会、日本神経治療学会、日本脳循環代謝学会、日本頭痛学会等の理事を歴任。 |
シンポジウム「困難から希望への道 〜神経内科医としての経験から〜」要旨 |
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神経内科領域では治療の困難な難病が多く、症候から診断はしたものの、原因もわからず、ほとんど有効な治療を施せないままに時だけが過ぎ去るという、医者としては苦渋の道を進んできた。
しかし、近年の遺伝子研究の発展により、単一遺伝性疾患はもとより、多因子性疾患の遺伝要因解明も進み、いくつかの遺伝病についての原因が解明されてきた。最近、ヒトゲノム配列が解明され今後は、脳卒中などのありふれた病気の遺伝的要因をも明らかにできるのではないかと期待される。このことは、疾患の予防や治療法の開発へと道が開け、従来、困難と答えざるを得なかった医療から、希望を与えることのできる医療となりうる道が開けてきたと言える。これからは、大規模な集団遺伝学的解析をすることで、ありふれた病気の遺伝的要因の解明のみならず、個人ごとの病態の差や薬剤の有効性、副作用の個人差を決めている遺伝子多型が明確になっていくと考えられる。そして患者一人一人に最適な医療を提供する「オーダーメイド医療」が近い将来、実現するものと期待される。日本医科大学は、本年4月より大学院重点化を行い、先端的医学研究を益々発展させて行く準備が整い、本プロジェクトへ大いに貢献できるものと考える。 |
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