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このような微妙な遺伝子の働きの違いが、がんの性質の違い、つまり薬が効きやすい、効きにくいを決めているのではないかと考え、先程のイレッサという薬を服用された患者さんに協力していただいて調べました。その結果、ある遺伝子の働きを調べると効いた患者さんでは赤か黄色の色合いを示し、効かなかった患者さんでは緑色を示した。つまり、効いた患者さんではある色を示し、効かなかった患者さんでは違う色を示したという答えを得ました。そのような遺伝子が幾つか見つかりました。
先程申し上げ忘れましたが、私たちのゲノムの中には、約3万5,000種類ぐらい遺伝子と呼ばれるものがあり、その遺伝子がタンパク質を作ります。したがって、遺伝子の働きを調べれば、どんなタンパク質がどれだけ作られているのかを調べることができるわけで、Aさん、Bさん、Cさん、Dさん、Eさん、Fさんと、薬の効いた方は赤か黄色の量でタンパク質が作られ、効かなかった方は緑色のレベルでしかタンパク質が作られなかったことになります。 |