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司会プロフィール(2003年11月現在、敬称略) |
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高橋真理子
朝日新聞論説委員
| 1979年 |
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東京大学理学部物理学科卒 |
| 1979年 |
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朝日新聞社入社、 岐阜支局、東京本社科学部、出版局「科学朝日」編集部、大阪本社科学部次長などを経て、 |
| 1997年 |
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東京本社論説委員
現在、医療、科学技術担当 |
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司会のことば |
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オーダーメード医療という言葉が使われるようになって数年たつ。しかし、一般の人々への浸透度はいま一つのようだ。
その背景には、そもそも医療とは個々人の体質や状態に合わせているはずのもの、という思いがあるのではないか。体質に合わせて薬が処方される漢方の伝統に私たちは馴染んできた。西洋医学が体質を無視した体系を持っていることは、学んで初めてわかることだ。
遺伝子解析という最先端の技術を手にして、西洋医学はようやく個々人の体質に合わせた対応ができるようになりつつある。副作用を最小化し、効果を最大化できるようになるとすれば、ありがたいと思う。
しかし、その途上では、多くの患者のDNA情報を集めて解析する過程が不可欠である。DNA情報を解析すれば、知りたくなかったことまでわかってしまうかもしれない。その結果が兄弟姉妹や子供にも影響する場合もありうる。患者の自己決定がきわめて重要だとしても、病に倒れたときに冷静な判断ができるとは限らない。先々の影響にまで思いが至らないこともありがちなことだ。
だからこそ、「平時のコミュニケーション」が大事なのだと思う。研究者はどんなことをしようとしているのか。どんな影響がありうるのか。患者を守るために社会として打つべき手は何か。ざっくばらんに語り合えるこうした機会を大切にしていきたい。 |
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