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シンポジストプロフィール(2003年11月現在、敬称略) |
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今岡真義
大阪府立成人病センター病院長
| 1965年 |
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大阪大学医学部卒業 |
1970年
〜1972年 |
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米国ミズーリー州ワシントン大学付属病院留学 |
1975年
〜1977年 |
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大阪大学文部教官助手医学部第2外科学講座 |
| 1977年 |
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大阪府立成人病センター外科 |
| 1986年 |
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大阪府立成人病センター消化器外科部長 |
| 1996年 |
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大阪府立成人病センター外科系診療局長 |
| 1998年 |
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大阪大学医学部臨床教授(外科学) |
| 1999年 |
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(文部省)学術審議会専門委員(科学研究費分科会) |
| 1999年 |
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大阪府立成人病センター病院長 |
| 2000年 |
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(日本学術振興会)科学研究費委員会専門委員、外国医師臨床修錬指導医認定証(厚生省)、日本医師会認定健康スポーツ医(日本医師会)、日本医師会産業医(日本医師会)、日本癌治療学会臨床試験登録医(日本癌治療学会)、外科専門医(日本外科学会)、血液専門医(日本血液学会)、肝臓専門医(日本肝臓学会)、消化器病専門医(日本消化器病学会)、介護専門員資格(大阪府医師会)
学会・研究会役員などにおいて…
理事として、大阪対がん協会、大阪がん予防検診センター、大阪府病院協会。
評議員として(全国)日本外科学会、日本消化器外科学会、日本臨床外科学会、日本肝・胆・膵外科学会、日本消化器病学会、日本癌治療学会、日本外科病理学会、日本血液学会、日本臨床血液学会、日本血栓止血学会(地方)日本消化器病学会近畿地方会、近畿外科学会、近畿血液学会、大阪府医師会医学会、大阪対がん協会。
世話人として(全国)大腸癌研究会、手術手技研究会。
幹事として(全国)日本肝癌研究会。
委員として(地方)ガン研究助成奨励金選定委員(大阪対がん協会)、大阪府医師会病院委員会委員などを歴任。 |
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シンポジウム要旨 「がん治療の進歩」 |
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がんの治療成績は向上し大阪府立成人病センターでは全がん患者の5年生存率は約60%になっている。従来、がんの根治治療は外科的手術とされ、がんが転移する可能性のあるリンパ節や周囲組織を広範に切除する手術が選択されてきた。しかし、早期がんの発見が多くなるにつれ、がんの根治治療に留まらず、高い患者のQOLを保ち、優れた社会的自立が得られる治療の選択が不可欠となった。近年、外科的手術も拡大根治手術は早期がんには避けられ縮小手術が行われている。乳がん、胃がんなどの手術は、センテイネルリンパ節という最初に転移するリンパ節を同定して転移の有無を調べ、転移(−)の場合過大手術を避け無駄な郭清は行わない縮小手術となっている。更に、低侵襲の鏡視下手術も広く行われるようになってきている。
膵がんの手術も、膵全摘を行えば一生涯インシュリン注射が余儀なくされQOLは著しく低くなる。当センターでは、がんの根治性は損なわず、膵機能を温存できる切除法、すなわち、膵の頭部、体部、尾部から個別に膵液を採取して細胞診を行い、陽性と判定された膵のみの切除に止め、可能な限り膵を温存する術式を選択している。
限られた早期がんには、開腹を伴う外科的手術ではなく、より侵襲の少ない内科的な内視鏡的を用いたがん切除(EMR)が多数行われるようになった。
しかし、現在なお、食道がん、肺がんなどの難治がんも多く、手術に加え抗がん剤による化学療法(最近は分子標的療法も行われる)が補助療法として行われることも多い。ただ、有効率は決して高いものではなく、重篤な副作用もみられ、この副作用によって生命を奪われることもある。したがって、それぞれのがんに感受性のある有効な抗がん剤の選択や重篤な副作用の発生防止に努めることが肝要である。
おわりに、当センターでは、切除によって欠損した組織を他部位の組織や自家移植によって補填し、各患者に応じた社会生活を損なわないように、各患者それぞれに応じたオーダーメイド的治療が行えるように努めている。 |
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