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シンポジストプロフィール(2004年3月現在、敬称略) |
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田中敏博
理化学研究所遺伝子多型研究センター心筋梗塞関連遺伝子研究チームリーダー
【略歴】
| 1990年 |
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東京大学医学部医学科卒業 |
| 1990年 |
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東京大学医学部附属病院医員(研修医) |
1991年〜
1992年 |
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榊原記念病院循環器内科 |
| 1996年 |
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東京大学大学院医学系研究科第一臨床医学専攻修了 |
| 1997年 |
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東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センター助手 |
| 2000年 |
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理化学研究所遺伝子多型研究センター心筋梗塞関連遺伝子研究チームリーダー |
日本内科学会認定内科医
日本循環器学会循環器専門医
日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医
Journal of Human Genetics, associate editor |
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シンポジウム要旨 「オーダーメイド医療を実現するための研究」 |
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“十人十色”という言葉があるように、人にはそれぞれさまざまな違いがあります。その違いは、生活環境、生活習慣の違いによって起きるものもありますが、お酒の強さなど遺伝情報の違いによって決まってくるものもあります。糖尿病、高血圧、心筋梗塞といった“
生活習慣病”に代表される“よくある病気(common diseases)”は、生活習慣のみが原因となるわけではありません。節制した食事であっても糖尿病になる人もいれば、甘いものばかり食べていても糖尿病にならない人もいるからです。また、同じ薬を飲んでも、じんましんのような副作用のでる人とでない人がいます。こういった違いは、最近では遺伝情報の違いによるものだと考えられるようになってきました。これまでは“体質”として片づけられてきたものを“遺伝情報の違い”で説明しようとするのが、この“オーダーメイド医療実現化プロジェクト”です。
一口に“遺伝情報の違い”といっても、違うところは数百万から1千万にのぼります。その多数の違いの中から、どれが糖尿病のなりやすさに関わるのか、どれが高血圧に関わるのか、どれが心筋梗塞に関わるのか等々を一つ一つ調べていかなければなりません。さらに、こういう“ありふれた病気”は複数の“遺伝情報の違い”と、環境要因とが絡み合って原因となっていますので、その他の要因の影響を考えなくてもよいように、できる限り多くの患者さんのサンプルを調べることが必要です。そのため、このプロジェクトではたくさんのサンプルの遺伝情報を素早く調べるシステムを作り上げました。また、患者さんを合計で30万人集めるシステムを多数の医療機関のご協力を得て、立ち上げました。この2つのシステムによって、“よくある病気”や“薬の副作用”に関わる“遺伝情報の違い”を見つけることができます。そして、最終的には個人の持っている“
遺伝情報”によって、その人に合った治療法を選択できる“オーダーメイド医療”が実現できると信じています。
このシンポジウムでは、私たちの行っている研究の背景を中心に紹介します。このお話を通じて、研究を多少なりとも身近に感じていただければうれしい限りです。 |
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