バイオバンク通信 研究成果早見版 1/2

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成果報告シンポジウム
「ゲノム研究最前線2010 -今後のオーダーメイド医療とは-」が行われました。

日時: 2010年12月7日(火)
第1部「ゲノム研究の最前線を知る」 (13:00~16:30)
第2部「公開シンポジウム」 (18:00~20:00)
会場:東京・コクヨホール

第1部では、前立腺がん、肺がん、慢性C型肝炎、ケロイド、新規2型糖尿病と遺伝子の関連を解明したプロジェクトの研究成果が発表されました。また、乳がん治療薬タモシキフェンの効果や重症の薬疹など、薬に関連する遺伝子の研究や解析手法の今後の展望についても報告がありました。
第2部では、中村祐輔プロジェクトリーダーによる基調講演が行われました。また、患者さんへの研究成果の還元について、女優のいとうまい子さんと一緒に考える対談のほか、薬疹に苦しんだ経験をもつ患者さんも交えた公開シンポジウムが行われました。

全体で約500名の方が参加されました。いただいた感想には、「専門用語や内容が難しかった」という声もありましたが、「病気と関係する遺伝子が少しずつわかってきていることが分かった」、「最新の情報が得られて満足した」、「今後の成果が楽しみになってきた」などの前向きな声もありました。

対談で広報誌「バイオバンク通信」について話しあういとうまい子さんと武藤香織さん

公開シンポジウム〔写真左から杉森純さん(読売新聞)、中村祐輔プロジェクトリーダー(東大)、久保充明さん(理研)、松田浩一さん(東大)、羽田明さん(千葉大)、湯浅和恵さん(SJS患者会)〕

 

のべ33万回DNA試料を活用させて頂きました。

皆様から頂いた試料は必要な量に分け、協力研究機関(独立行政法人理化学研究所、東京大学医科学研究所)や審査を受けた外部機関が実施するオーダーメイド医療の実現化を目指す研究に活用させて頂いております。
その成果として、2010年までにプロジェクトから、のべ108件の論文が学術誌に発表されました。

2010年度に発表された研究成果を次のページでご紹介しています。

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