バイオバンク通信第2号 3/4

バイオバンク通信

 

こちらは横浜の理化学研究所。バイオバンクから運んできたDNA試料が、冷蔵庫の中に・・・

 
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ありました!
大事に管理されています。

 
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解析のための下処理を行なう部屋。機械に囲まれて、テクニカルスタッフさんがきびきびと動いています。

 
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最初の解析はイルミナ社の機械を用いて行なわれます。病気によってDNAの遺伝情報に違いがあるのかどうか、調べます。

 
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この作業で使われる「チップ」。右上は十円玉です。こんなに小さいチップで、55万ヶ所のSNPが調べられます。

 
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解析された結果の画面。ひとつひとつの光が、ひとつのSNPに対応しています(SNPとは、DNA上の遺伝暗号の1文字の違いのことです)。赤、黄、緑の色で、暗号の違いが表示されます。

 
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解析作業のスケジュール表。
「今はこの辺りだね」

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このあと二次解析が行なわれます。(次回につづく)

 
 

遺伝子多型タイピング研究・支援チームの皆さん

 

■ 解析の進行状況(2007年10月現在)

  • これまでに約5万人の方の試料が疾患関連遺伝子研究のために用いられています。
  • 現在、対象となっている47疾患のうち、一次解析は41疾患で、二次解析は31疾患で終了しています。
  • 読み解いた全遺伝暗号の数は、試料全体で32億ポイント以上です。

研究を進めるべき部分を選び出す仕事をしています

久保充明さん(理化学研究所遺伝子多型研究センター)

 

 私たちのチームがやっているのは、あくまで研究の入り口のところです。遺伝情報全体の中から、これから研究を進めていくべき部分を「選び出す」という作業です。選び出した部分が具体的にどのように病気と関係しているのか、どうやって治療に結び付けられるのか、これから調べていくのです。実験をしてから、医療の現場で応用できる結果が出るまで、非常に時間がかかります。しかし「次の世代のために、今これをやらなければ」と思っています。スタッフも皆、次世代にきっと役立つと思って作業をしているんです。試料を提供して下さった患者さんのお子さんやお孫さんの世代には、病院の外来で当たり前に研究成果が使われるようになると信じています。たとえそのころには、誰も「バイオバンク」とは何なのかを知らなくてもね。

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