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本プロジェクトに関連した書籍「これからのゲノム医療を知る」について紹介します

●書籍概要

「ゲノム医学からゲノム医療へ」改訂新版
これからのゲノム医療を知る
遺伝子の基本から分子標的薬,オーダーメイド医療まで

著/中村祐輔
定価(本体3,200円+税)
B5判 フルカラー 126頁
ISBN978-4-7581-2004-3
2009年6月30日発行予定
発行:羊土社

 

●目次

改訂新版 序
初版 序
巻頭付録 ゲノム研究の歴史

本書の構成

I部 ゲノム医学の基礎知識

第1章 ゲノムと遺伝子
1.ゲノムとは
2.遺伝子とは
3.ゲノムと遺伝子
4.各細胞で働いている(発現している)遺伝子の数

第2章 遺伝子多型と病気とのかかわり
1.遺伝子多型とその歴史
 1)SNP・RFLP
 2)VNTR多型,マイクロサテライト多型,STRP多型
 3)CNV
2.病気と遺伝子
3.疾患発症に対する危険因子と決定因子
 1)病気へのかかりやすさとは
 2)ゲノム研究による病気の解明
4.疾患の決定因子の同定
 1)遺伝子多型を利用した遺伝性疾患の原因遺伝子の探索(連鎖解析)
 2)連鎖解析の原理
5.国際ハップマップ(HapMap)プロジェクト
 1)国際ハップマッププロジェクトの経緯と意義
 2)ハプロタイプ地図
6.SNPを利用した病気関連遺伝子の関連解析法
7.アソシエーション(関連)法を行うための理論的根拠=連鎖不平衡
8.パーソナルゲノムシークエンス時代に向けて
 1)454FLX チタニウムタイプ(ロシュ社)
 2)SOLiD(Sequencing by Oligonucleotide Ligation and Detection,
  アプライドバイオシステムズ社)
 3)Genome Analyzer(イルミナ社)
 4)HeliScope(Helicos社)
 5)Single Molecule Real Time(SMRTTM)DNA Sequencing
  (Pacific Biosciences社)

II部 ゲノム医療への躍進

第3章 ゲノム情報と薬理遺伝学(薬理ゲノム学)
1.薬理ゲノム学
 1)“とりあえず型”医療
 2)薬剤の選択基準
 3)治療効果と副作用リスクの予測
2.遺伝子多型と薬剤の応答性
 1)遺伝子多型と有効性
 2)遺伝子多型と薬剤による副作用
 3)遺伝子多型による薬剤用量の予測
 4)薬剤の作用の延長線上で説明できない副作用の遺伝的要因
3.遺伝子多型と倫理問題

第4章 ゲノム情報から医学有用情報,そして創薬へ
1.病気関連遺伝子(産物)を標的とするエビデンスに基づく創薬
2.癌に対する分子標的治療法の開発
 1)分子標的治療薬
 2)抗体治療薬
 3)癌ワクチン療法
3.新規分子標的薬剤のスクリーニング法
4.遺伝子治療法
5.癌に対する遺伝子治療
6.細胞療法
7.抗生物質耐性菌に対する新規抗生物質開発の戦略
8.新規医薬品と患者QOL・医療経済

第5章 バイオバンクジャパン計画
1.遺伝子多型情報の蓄積と整備
2.オーダーメイド医療実現化プロジェクト
3.個人情報の保護対策
4.DNAバンク・血清バンク

コラム
 ・DNA → mRNA → タンパク質
 ・国際ハプロタイプ地図計画
 ・光順応と遺伝子多型
 ・「レディメイド医療」と「オーダーメイド医療」
 ・複数の遺伝的要因の病気への相加的・相乗的作用
 ・TPMTの多型と副作用
 ・癌遺伝子と癌抑制遺伝子(癌関連遺伝子)
 ・RNAi(RNA interference:RNA干渉)
 ・アメリカ合衆国におけるバイオバンクとオーダーメイド医療

おわりに
索引

 

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