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バイオバンク・ジャパンのあゆみ
病気の発症、くすりの効きやすさ・副作用に関連する遺伝要因を解明し、ひとりひとりに合った医療の実現をめざして、“オーダーメイド医療の実現プログラム”は、全国12協力医療機関とともに歩んできました。
2003年4月に文部科学省の委託事業として開始した、“オーダーメイド医療実現化プロジェクト(第1期・第2期)”では、47種類の病気の方を対象に研究が行われました。当院の患者さんをはじめ、全国で約20万人のご協力をいただきました。
2013年4月に“オーダーメイド医療の実現プログラム(第3期)”が開始し、2015年からは、日本医療研究開発機構の委託事業として、38種類の病気の方を対象に全国から約6万人のご協力をいただきました。
2003年4月
文部科学省の委託事業として第1期開始47疾患を対象に全国12医療機関66病院とともに研究基盤となるバイオバンク・ジャパンの構築に着手
2005年1月
匿名化した試料・情報を国内の研究機関や企業に配布する取り組みを開始
2008年2月
試料・情報収集を終了201,805名のご協力をいただき、「第1コホート」と命名
2008年3月
第1期終了
2008年4月
第2期開始
2011年7月
データベース更新のため第1コホートのご登録者の第1回追跡調査を実施
2013年3月
第2期終了
2013年4月
第3期開始新たに38疾患を対象に全国12医療機関52病院とともにDNAと臨床情報の収集を開始
2013年7月
第1コホートのご登録者の第2回追跡調査を実施
2014年7月
第1コホートのためのご登録者の第3回追跡調査を実施
2015年3月
臨床研究グループとの連携を開始、新たに組織バンクを構築
2015年4月
日本医療研究開発機構(AMED)の委託事業に変更
2016年8月
第1コホートのご登録者の第4回追跡調査を実施
2017年8月
試料・情報収集を終了約66,000人のご協力をいただき、「第2コホート」と命名
2018年3月
第3期終了および第1・2コホートともに同意撤回受付の終了
バイオバンク・ジャパンの完成
DNA・血清、生活習慣やカルテなどの情報の利用は継続へ
みなさんの期待にこたえられるように今後も研究を続けていきます
バイオバンク・ジャパンでは、ご提供いただきましたDNA・血清、生活習慣やカルテなどの情報を引き続き研究のために利用いたします。関連指針を遵守し、個人情報を厳重に管理した上で大切に使わせていただきます。
DNA・血清や情報の一部は、厳正な審査によって認められた国内外の研究機関や企業に提供します。
また、今後の医学・生命科学研究の発展のために、厳重なセキュリティで管理された国内外のデータベースへの登録も行います。個人のゲノムデータと生活習慣やカルテなどの情報は、ID番号を付与してデータベースへ登録し、一定の条件のもとでの公開を予定しています。