11月20日に、バイオバンク・ジャパン（BBJ）は、協力者とBBJとを双方向につなぐ専用サイト「みんなのBBJ」（https://mbbj.svc.biobankjp.org/）を公開しました。

BBJでは、今秋より「バイオバンク・ジャパン登録者を対象とした双方向バイオバンクプロジェクト」を開始します。「みんなのBBJ」は、主にこの新たな研究に関わるオンラインのプラットフォームとして、研究への参加に同意した協力者や一般の方々、協力医療機関とBBJを直接つなぎます。これはBBJ設立以来、初の試み[1]となります。

「みんなのBBJ」では、協力者はマイページから自分の登録情報の確認や、研究参加の取り止めなどを直接おこなうことができます。また、協力者ご自身がこれまでに提供された試料（血清・DNA）や医療情報がどのような研究に使われたのかを確認することができます。

「みんなのBBJ」では、協力者だけでなく一般の方々に向けても細やかな情報発信をおこないます。さらに協力者のみなさまには、「みんなのBBJ」で健康調査やアンケートにご協力いただきます。将来的には、「みんなのBBJ」を通じて、研究に関する説明・同意を病院に来院せずに自宅などからオンラインで手続きできるようにしたり、健康管理のためのウェアラブルデバイスとの連携などを目指しています。

BBJは、さらなる試料・情報の収集による研究基盤の強化と、多様な研究ニーズへの対応を実現します。同時に、そこから生まれる新たな研究成果や解析結果を、研究者コミュニティ、医療機関、さらに協力者ご自身へと、広く社会に還元していきます。こうした双方向化を通じて、BBJは「ひとりひとりに合った医療」を目指す「ゲノム医療」の発展に貢献します。

※BBJ公式サイトhttps://biobankjp.org/
（BBJ公式サイトからは、右上のメニューよりみんなのBBJへアクセスいただけます）

注

[1] これまでBBJでは、研究協力者の連絡先など個人情報を持っていませんでした。このため、研究成果や研究の進捗などについて協力者お一人お一人に直接お知らせすることができませんでした。

これまでのあゆみ

●みんなのBBJ公開に関するお知らせ（PDF版をダウンロード）