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2025.4.23
FeaturesTOPICSコラム
子供の頃から、皆が違う人間であること、何故人間に個性が生じるのか、漠然とした興味を持っていました。初期研修医の時に、国際HapMapプロジェクト(ヒトにおける遺伝的多型パターンを明らかにし、病気や薬に対する反応性に関わる遺伝子を発見するための基盤を整備するプロジェクト。カナダ、中国、日本、ナイジェリア、英国、米国の科学者と各国政府、財団などの協力により実施された)によるヒトゲノム配列の個人差を集団規模で解明した論文を読んで衝撃を受け、思い切ってヒトゲノム研究の分野に飛び込んでみました。
「DNAの日」と言えば、米国に留学していた時、研究所で一般の方々に向けたイベントが開催されるなど、ゲノムへの理解が社会に根付いている感触がありました。日本でも、近年、ゲノム情報の活用への期待が高まってきていると感じています。バイオバンク・ジャパンを通じて、皆さんの健康と社会に貢献できるような研究活動ができればと考えております。
東京大学大学院医学系研究科 遺伝情報学 教授
大阪大学大学院医学系研究科 遺伝統計学 教授
理化学研究所 生命医科学研究センター システム遺伝学チーム チームリーダー
2005年東京大学医学部医学科卒業。2011年同大学院医学系研究科博士課程修了・博士(医学)取得。Harvard Medical School, Brigham & Women’s Hospital, Broad Institute、東京医科歯科大学(現東京科学大学)を経て、2016年/2017年より大阪大学大学院医学系研究科 教授 / 同大学疫学フロンティア研究センター(IFReC)教授。2021年より理化学研究所生命医科学研究センターシステム遺伝学チーム チームリーダー。2022年より東京大学大学院医学系研究科 遺伝情報学 教授。2023年より理化学研究所 生命医科学研究センター システム遺伝学チーム チームリーダー
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