introduction of research results
研究成果のご紹介
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2023.3.13
婦人科系疾患(分類)研究成果のご紹介
[研究成果のご紹介]子宮内膜症に関連するDNA領域を特定-ほかの痛みの併発への遺伝的根拠が明らかに-
本来は子宮の内側表面にある子宮内膜が子宮の外にあることで生じる疾患を子宮内膜症といいます。下腹部に痛みが生じ、不妊症の原因にもなります。発生の原因はわかっていませんが、50%ほどは遺伝要因と推測され、生殖年齢の女性の5〜 […]
2023.2.1
がん(分類)研究成果のご紹介
[研究成果のご紹介]胆道がんのリスクを高める遺伝子を複数、発見―患者さんごとの治療法の選択やリスク診断・予防につなげるゲノム医療に
理化学研究所、北海道大学などの研究グループによる、バイオバンク・ジャパンと北海道大学病院で集められた胆道がん患者さんの試料を使った研究から、胆道がんの発症リスクを高めるような遺伝子の変化が複数、見つかりました。 見つかっ […]
2023.1.19
心疾患・脳血管疾患(分類)研究成果のご紹介
[研究成果のご紹介]心房細動の遺伝的基盤を解明 -大規模ゲノムデータによる病態解明と遺伝的リスクスコアの構築-
心臓は、心臓の細胞自身が発する電気信号によってリズミカルに大きく収縮することで血液を全身に送り出しています。心房細動は何らかの理由で拍動が速く細かくなり、十分に血液が送り出せなくなるうえ、血栓が生じやすくなり、脳梗塞や心 […]
2023.1.9
内分泌代謝疾患(分類)研究成果のご紹介
[研究成果のご紹介] 2つの糖尿病合併症の早期診断用バイオマーカー候補を特定
2型糖尿病は日本でも世界でも患者数が多く、患者さんの2割は糖尿病網膜症を、3〜4割は糖尿病腎症という合併症にかかります。最悪の場合、前者は失明につながり、後者は腎臓の機能低下に陥って人工透析が必要となります。どちらも生活 […]
2022.12.6
心疾患・脳血管疾患(分類)研究成果のご紹介
[研究成果のご紹介]冠動脈疾患の遺伝的リスクを体系的に解明 -国際コンソーシアムによる100万人規模のゲノム解析-
心臓に酸素と栄養を供給する血管のことを冠動脈といい、その冠動脈が詰まったり狭くなったりして、心筋への血液の供給が不十分になってしまうと冠動脈疾患に陥ります。冠動脈疾患には狭心症や心筋梗塞などが含まれ、世界では死因の第一位 […]
2022.12.1
皮膚疾患(分類)研究成果のご紹介
[研究成果のご紹介]アトピー性皮膚炎の発症年齢に遺伝要因はどうかかわるのか
アトピー性皮膚炎の多くは乳幼児期に発症しますが、学童期や思春期以降に発症する例もあり、年齢によって病状にも違いのあることも知られています。アトピー性皮膚炎のリスクを高める遺伝的要因はこれまでにも研究されていますが、発症年 […]
2022.11.1
研究成果のご紹介骨・結合組織疾患(分類)
[研究成果のご紹介]国際ゲノム解析により関節リウマチの遺伝的背景を解明
関節リウマチは、免疫システムが誤って関節組織を攻撃してしまうことによる疾患で、多くの遺伝的要因により発症することが知られています。これまで欧米を中心にゲノムワイド関連解析(GWAS)によってリスクとなる遺伝的バリアントを […]
2022.9.30
心疾患・脳血管疾患(分類)研究成果のご紹介
[研究成果のご紹介]大規模ゲノム解析が脳卒中のゲノム創薬と祖先集団を超えたリスク予測への道を開く
脳卒中は世界での死因の第2位(12%)を占めるだけでなく、若いうちの死亡による損失年数、後遺症による何らかの障害とともに生きる年数を押し上げる主因になっています。先進国にも途上国にも多い疾患であることから、フランスのボル […]
2022.9.6
がん(分類)研究成果のご紹介
[研究成果のご紹介]悪性リンパ腫のなかに単一遺伝子疾患タイプの存在の可能性を発見
理化学研究所、愛知県がんセンターなどの研究グループは、バイオバンク・ジャパンが集めた悪性リンパ腫の患者さん2,066人、がんではない人の38,153人の血液からのDNAを解析しました。これは世界最大規模の解析研究になりま […]
2022.9.1
感染症(分類)研究成果のご紹介
[研究成果のご紹介]アジア最大の患者データからCOVID-19の治療標的を発見
日本のコロナ制圧タスクフォースの研究チームは、COVID-19による重症化・死亡と個々の患者の遺伝的背景の関連を調べるために、主に第1波~第3波で集めた約2,400名分のDNAを用いて、COVID-19患者と対照群との遺 […]